Guitar's Room

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     これまでサボっておりました間にもお馴染み鷲見さんや 四国は愛媛松山で
     製作されてる亀岡ギターのOMタイプのものも手に入れまして 松山さんのツアーや
     ライブなどでも使ってまいりましたが 最近は、昨年知り合いました 名古屋市内で
     製作されてる「平光泰典」さんのオリジナル「J」タイプのものを使っておりまして
     今回 そのモデルを基本に私の意見を取り入れて貰った「ももたろうモデル」を
     製作中でございます。   平光さんのギターは 今まで私が弾いてきた物の中では
     けして派手ではなく 見た目もシンプルでおとなしい感じのものですが 作品自体の
     クオリティは大変素晴らしいものになっております。 確かに まだ鉄弦ギターの
     ルシアーとしての経験は浅いのですが、長くクラシックギターの製作に携わっておられ
     製作家としてはベテランの方です。。。http://www.hiramitsu-guitars.com/
 
     新しい可能性にも積極的に取り組んでおられて 今までにない試みも感じられますし
     音的には艶やかで色気のある音が気に入っております。 ローからハイポジションにかけ
     ストレスのない操作性や音のバランスもよく低音から高音まで抜けの良い感じが好きです。
 
     今回はこのオリジナルモデルに私の意見をふんだんに取り入れて頂き ボディ以外は
     かなりデザインも変更させて頂きました。 いままでも自分のギターとして鷲見さんにも
     製作を依頼したこともありましたが 今回は実際に製作途中に何度も(現在で6回ほど)
     工房に出向き、打ち合わせや製作過程を拝見させて頂くなど 時には手も加えたり・・・と
     かなり自分でも実感が持てるオリジナルギターとして完成を楽しみにしております。。。
 
     この4月には完成の予定でおりますので 早速4月の後半のライブからは使いたく
     心躍らせておる状況です。 
 
     

     主な変更内容として ヘッドはストレートヘッドにブリッジの形状も変更。
     ひじの部分とカッタウェイの部分にはコンター加工。 そしてロゼッタやパーフリングには
     スポルテッドメイプルを使用。 その他 ヘッドの付き板 コンター部分 ヒールの付き板
     ポジションマークにもスポルテッドを使っております。。。

     


        


     
 
     材に関しては トップはジャーマンスプルース バックはインディアンローズと
     ポピュラーなものにしましたが、実際に材の段階で見た限りでは かなり上質なものでした。
     その他ネックはマホガニー、ブリッジはハカランダ、フィンガーボードは黒檀! この黒檀が
     また素晴らしいものでありました。


        


     


     今回は実際に私も 鉋がけやネックの鑢がけなどをやらせて頂き 自分でも「作ってる」という
     雰囲気を味わい、ホンマに感謝しております。 実に楽しい作業でした。。。笑)
 
     平光さんは最初から最後までの工程を一人でやっておられるので かなり時間もかかりますし
     大変な事と思いますが、今回 自分もここまで見てきて さらに大変な作業であることに改めて
     関心いたしました。 ホンマご苦労様です。。。ありがとうございます。
 
     後は仕上げの段階と塗装の部分を残すのみになり 完成を楽しみに待つことに致します。
     完成の際には またこのコーナーでご紹介いたしますので! お楽しみに。。